TRIANGLE
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沖田side〉〉〉
「遅くなってすいません。」
小走りに僕のところにやってきた
舞ちゃんはすごく申し訳なさそうに
何度も頭を下げた。
部員よりマネージャーの方が
後片付けがあるから
遅くなって当たり前なのに…。
本当、律儀だな〜。
そーゆーとこも可愛い‼︎
「大丈夫だよ。
じゃ、行こっか‼︎」
「はい‼︎」
部活終わりであんまり時間もないし
駅地下のお店をブラブラ歩くことにした。
カップルが手をつないでる。
いいな〜。
僕も舞ちゃんと手つなぎたい。
「わぁ〜可愛い♡」
舞ちゃんがUFOキャッチャーを
キラキラした目で覗き込んでる。
「コリラックマ好きなの?」
「はい。」
「オッケー‼︎どれがいい?」
「え?」
「僕、得意なんだ。」
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