*長編*

□腹黒いやつ(1)
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ゆ「山田君!奇遇だね〜
こんなとこで会うなんて」

山「そ、そうだね///
ゆきなちゃんの家ってこの辺なの?」

ゆ「うん、そうだよ!
山田君もこの辺に住んでるの?」

山「いや、俺は…」

この時ぞくり、と感じた。
なぜかこんな時にあの悪魔の声が"涼介ぇ〜!"と
俺を呼んでいる気がした。
いやいやいや、これは幻聴だ!ゆきなちゃんとの会話を続けるんだ!

山「俺はもう一駅先に住んでんだよね!」

知「…って涼介?」

山「おわーーー((((;゚Д゚)))))))!!


…ち、知念;」

急な悪魔の登場に俺は大声と共に地面に尻もちをついてしまった。
(完全にかっこ悪い;(泣))
ゆきなちゃんを見ればクスクス笑ってるし(ノ_ ; )

知「涼介
うちに携帯忘れて帰っちゃったから、追いかけたんだ」

山「え?忘れてたっけ??」

知「はい、これ!」

知念から携帯を受け取る。

知「涼介、忘れっぽいんだから」

ゆ「ふふふ、山田君って面白いんだね!笑
じゃ、また明日学校でね♪」


そう言ってゆきなちゃんは去って行ってしまった(T_T)
ロクな会話も出来ず、
しかもゆきなちゃんにとって俺はただの"面白い"奴に。

山「…めちゃくちゃショックだ(T_T)」

知「は?なんで??」

山「おわ、知念まだ居たのかよ!?」

知「あきらかさっきから居たじゃん( *`ω´) 」

ぷーっと知念が拗ねる。
拗ねたいのはこっちだよ、邪魔しやがって。

山「…もう、いいよ。
知念には関係ないし」

知「ちょっと待って!
関係なくないから!!」

山「なんでだよ!!
知念に話したところでいつも俺の恋の邪魔すんだろーが!!」

ついに言ってしまった。
だけど真実だからしょうがない。

(さあ、知念どうでる?)
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