Event&過去拍手文
□Moonlight
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【55555ヒット記念品】
(55555HITを踏まれました天使様からのリク)
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希望カップル:ルーミン
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冷たい風がカーテンを揺らし、カタッと小さな音を立てる。
ミンソクはそんな音を聞き、カーテンの向こう側を見つめた。
月夜に照らされた薄いカーテンには、"向こう側"の世界が影で映し出されている。
(天..使...だ.....)
ミンソクは、まどろむ意識の中でその美しい影絵を眺め、涙を浮かべた。
カーテンに映し出される影は、月光のシャワーを浴びる天使の姿。
カーテンの隙間からは、うっとりとした表情で月を眺めるルーハンの姿。
(ルーハン....。)
まるで恋をしているような表情で月を眺める天使を見た時....ミンソクは確信した。
("そこ"にお前の相手がいるんだな....。
良かった....お前を1人置いていくのは怖かったんだ。
でも....
お前の目に映るのが"俺"じゃないのが苦しいよ。
俺の胸をこんなにも締め付けるのは、"怪我"でも"病気"でもなくて.....
"お前"なんだ。
"お前"なんだよ....。
ルーハン.....。)
溢れる涙を。
止めて。
止めて。
止めて。
(神様...どうか俺の心臓と一緒にこの"涙"も止めてくれ....。
この涙は、きっとルーハンの翼を濡らしてしまうから....。)
・
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眠るミンソクにそっと近付き、頬に流れる涙を指に絡めた時、華奢で真っ白な肩が少し震えた。
(ミンソク....。)
この数カ月で痩せ細ってしまったミンソクの身体を見ると、ルーハンの心は張り裂けそうな程苦しくなる。
カーテンの隙間から差しこんだ月光のシャワーは、ミンソクの背中に翼の陰を見せる。
おそらく夜明けになれば、ミンソクはその翼で"向こう側"の世界に行ってしまう。
月が沈むその先へ。
(近付いちゃダメだったんだ...。
近付く程に、辛くなるんだ。
でも...
君への"愛"を止められない。
ミンソク...
君への"愛"を止められないんだ。)
溢れる涙を。
止めて。
止めて。
止めて。
(神様...どうか俺の心臓と一緒にこの"涙"も止めてくれ....。
この涙は、きっと俺の翼を濡らして、遠いミンソクの元へと飛べなくなるから....。)
・
・
・
ミンソク:「お前....なんて顔してんだよ(笑)」
照れた顔で笑うミンソクの顔は、おそらくルーハンには見えていない。
涙でグシャグシャになったその顔は、恐ろしい程に美しいあの顔と同一のモノかは、にわかに信じがたい状況だが、ミンソクには分かる。
ミンソク:「ったく...遅ぇよ.....。お前長生きしすぎ。あと....俺の事好きすぎっ...///」
ルーハン:「ミンソギィィイイイーーーーーー!!!!」
ここは、『月が沈むその先』。
2人の再会の場所。
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END
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!!補足!!
病気のミンソクと、そんなミンソクを一途に想うルーハンをイメージしてます。
病気のミンソクは、「ルーハンが自分以外の誰かを想うのは嫌だ。」と思いながらも、「自分が死んだ後は、自由に生きて欲しい。」と願っています。
しかし、ルーハンは月の向こうに行ってしまうであろうミンソクを、一途に想い続けています。
別れの辛さから、止められない愛を嘆き、ミンソクと同じ世界に行く事を願っています。
その後、2人には別れの時が来ますが、ルーハンは自ら後を追う事はしません。
ミンソクと同じ天使になる為には、自分の人生をしっかりと生きる必要があると分かっているからです。
その結果、長生きする事になるのですが、ちゃんと2人は再会し、末永〜く幸せに生きる事になります。
補足が長いですが...伝わりましたか?
こんな話の書き方...ダメな気もしますが、なんか少し切ない感じで書きたかったのです。
リクエストを下さった天使様が、嫌いで無い事を願います。
リクエストを下さった天使様!
是非、また遊びにいらして下さいませ☆
//Oyaji
→次のページはオマケの英訳。
私はハングルも中国語も苦手なので、この文からイメージして書いてます。
あくまでイメージなので、意訳な妄想でございます。
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