Event&過去拍手文

□4月11日の奇跡
1ページ/1ページ




【33333ヒット記念品】
(34244HITを踏まれましたほの様からのリク)



♡--------------------------♡
 希望カップル:チェン×ド
♡--------------------------♡



歓声がやまないステージの裏でギョンスの震える手を握るこの男は、柔らかな笑顔でずっと微笑んでいる。


ジョンデ:「ふふっ緊張するね?」


返事をする余裕が無いギョンスは、小さな声で「うん....」と言った後、ジョンデに手を握られている事も気がつかない様子で無意識に発声練習をしたり、壁を見たり、落ち着かない様子でウロウロしている。


次第に近づいてくる本場に、ギョンスの緊張は頂点に達したのか「大丈夫....大丈夫....」としゃがみこんでしまった。


ベク:「大丈夫かギョンス?日本のペンちゃん達の前での生歌に緊張してんのか?」


俺が声をかけてもまだ青い顔をしてる。
この状態はヤバイ!でも時間が無い!


ルーハン:「ギョンス大丈夫か?」


ギョンスの異変に気が付いたルハニヒョンも声をかけるが、ギョンスの緊張は解れる事無く、一層顔を青くさせた。


『スタンバイして下さい』


そんなスタッフの声が聞こえた時、俺とルハニヒョンはギョンスの様子にただ焦るだけだったが、ジョンデだけは、その笑顔を崩さずにギョンスをそっと抱きしめた。






ジョンデ:「楽しもう」







そう言ってギョンスの背中をポンポンとあやすように叩いて、さっと自分のポジションに走って行った。


ルーハン:「俺達も急ごう!」


視界の端に見えたギョンスは、さっきより落ち着いた様子になっている。
良かった。とりあえずは乗り切れそうだ。



真っ暗な会場の中、レイヒョンのピアノの音が響き、しっとりとした空間が出来上がる。


そんな空間に、息を大きく吸ったギョンスの第一声が会場に響く。








あっ!!音が少し外れた!








ギョンスの第一声の音が少し外れてしまった事で、俺達にも緊張が走る。


極度の緊張が、俺の声を震えさせる。


ダメだ集中しないと....


あぁ、ルハニヒョンのマイクの音量も小さい....


始めての単独コンサートで披露する生歌は、俺達に極度の緊張を与え、身体に染み込んでいるはずのパフォーマンスを出来なくさせる。


緊張の汗がポタリと流れるのを感じた時、ビリビリと会場が揺れるのを感じる。











ジョンデ.....お前ってやっぱすげぇわ.....







ジョンデの自信に溢れた歌声が、会場を揺らし、ペンの心を震わせるのを肌で感じる。


ジョンデの声に引っ張られるように、俺達3人も何時もの調子に戻っていく。


静まり返った会場に響いたのギョンスの歌声は、甘く会場に響き渡り、曲が終わった後は、余韻に浸ったペンからの拍手がうねるように大きくなり、会場が一つになるのを感じた。


ベク:「なんだコレ....最高に気持ちイイ....」


最後に響いたギョンスの声が頭から離れず、鼻の奥が痛くなるような感覚がした。








@ホテル


ホテルに戻った俺は、同室のギョンスに声をかける。


ベク:「今日さ....気持ち良かったな...」


ギョンス:「うん。最高だった。明日はもっと良いステージにしよう。ジョンデには負けられない。」


今も緊張感がギョンスを包んでいるが、今日のステージ前のような青い顔では無く、口をハートの形にしてニカッとした笑顔をしている。


この調子なら明日は大丈夫だな。



コンコン



おっやっぱり来た。


ベク:「ギョンスお客さん。俺ちょっとチャニョラの所に行って来るな〜」


ガチャリと開けた扉の向こうには、やっぱりジョンデが立っていた。


ジョンデ:「おっ!ベク!さっきコンビニ行ってお菓子いっぱい買って来たんだ!!チャニョラもくるから皆で食べようぜ〜!^ ^」


ベク:「そうだな!じゃ20分くらいしたら戻って来るから!!」


ジョンデ:「ほぇっ!?」


ベク:「ほいほい。」


ジョンデが山盛りに持っているお菓子の中から一つだけ抜き取り、「じゃっ」とジョンデと入れ替わるように出て行く。


ん〜俺ってイイ奴。

ジョンデから奪ったお菓子を頬張りながらホテルの廊下を歩いていると、沢山飲み物を持ったチャニョラに会った。


チャニョ:「おいベク!!」
ベク:「おいチャニョラ!!」


「「このお菓子(ジュース)すげぇうめぇ!!!!何だこれ!!?」」







@ベクドルーム


パタン


ジョンデ:「えー?どうなってんの?」


ギョンス:「ジョンデ....」


ジョンデ:「ギョンスー!いっぱいお菓子買って来たんだけど、ジュース(チャニョラ)が来ないし、ベクが行っちゃったんだけど....。」


ギョンス:「ジョンデ...今日はありがとう。」


ジョンデ:「ん?なんの事?」


ギョンス:「僕も負けない」


ジョンデ:「えっ?何に?どうしたの?」


ギョンス:「ふっなんでもない。ねっ所でさ....」


ジョンデ:「ん?」


ギョンス:「僕、ジョンデが好きなんだけど。」











バサバサバサバサ




ギョンス:「おっと。お菓子落としてるよ?ちょっとコレ買いすぎなんじゃない?」


ジョンデ:「えっ....あっ好きって......」


ギョンス:「ん?今、ジョンデにキスされたいな。って思ってるよ?」


ジョンデ:「....キスしてイイの?」


ギョンス:「ん」


バサバサバサバサ


持っていたお菓子を全部投げ捨てたジョンデは、強くギョンスを抱きしめながら、激しくキスの雨を降らせる。


ジョンデ:「ギョンス、俺の方がもっとギョンスの事好きだから。大好き。付き合って。」


ギョンス:「ん。僕の方がジョンデを好きだよ?」








@廊下


ベク:「やべぇこれもうめぇ。何だコレ何味なんだ?」


チャニョ:「このお菓子うまっ!ってか中で食べようよ!」


ベク:「あー。きっと今入ったらジョンデが怒るぞ。」


チャニョ:「おっ?ギョンスに告ってんの?」


ベク:「どっちが先に告るか分からねぇケド。たぶん。」


チャニョ:「ジョンデは平等に接してたつもりだろうけど、あんだけ贔屓してたら普通分かるよな(笑)ギョンスは意外だったけど。」


ベク:「あれは天下のルハン様より贔屓が酷いぜ。」


チャニョ:「そういえば!」


ベク:「ん?」


チャニョ:「俺もベクが好きなんだけど!」


ベク:「知ってる。俺もチャニョラが好き。」





チャニョラ:「あっ知ってた?へへっ^ ^ なんか日本って平和だな〜。」


ベク:「んっそうだな。」









『また皆で来ようぜ』


『そうだな』




♡--------------------------♡
        END
♡--------------------------♡


ジョンデ贔屓な妄想ですみませんm(__)m
やっぱOyajiはチェンペンなんです汗

ほの様☆
また意外なカップルが誕生致しましたら、教えて下さいませ♡


//Oyaji

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ