Melody.
□ある日の隠れ穴
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2年目のホグワーツでの生活を終え、夏休みを迎えているウィーズリー家の五男、ジョージ・ウィーズリー。
ある朝、いつもより早く目が覚めた。
傍らを見ると、双子の兄、フレッドはまだ寝息を立てている。
ジョージはもそもそと起き上がり、着替えてリビングに降りて行った。
「あぁ、早いな、フレッド。」
「ジョージだよ。」
「あ、すまん。」
先に起きて新聞を読んでいた父、アーサーの横を通り抜けて牛乳を手に取った。
コップに注ぎ、一気に飲み干す。
朝食は何かな、とキッチンを見回していると母、モリーが入ってきた。
洗濯物でも干していたのだろう。
「あら、おはよう。ジョージ。」
「おはよう、ママ。」
「朝食はここにあるものを適当に食べてちょうだい。」
「分かった。」
いただきます、と言ってパンを手に取る。
今日もいい天気だ。