Melody.
□初日。
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次の日の朝、まだ興奮冷めやらぬ生徒達は朝食の席についていた。
「ロンとハリーも同じ部屋だったのよね?私とハーマイオニーも一緒だったのよ!」
「そうだよ。ネビルも一緒だったし、もう一人はシェーマスっていうんだ。」
話している中、近づいてくる赤い影がふたつ…
「よぉ」
「眠れたかい?」
「おはよう、ジョージ、フレッド。」
「おはよ。」
「今日は初授業だな。何の教科があるんだ?」
「飛行訓練、魔法史、薬草学ってとこかしら。」
「ハーマイオニー、さすがね。もう時間割り覚えたの?」
「もちろんよ。私、本当に楽しみにしていたんだから。」
「じゃあ今日は魔法薬学はないんだな?」
「良かったな。」
「魔法薬学って面白そうなイメージなんだけど…」
「いや、そのイメージはさっさと捨てた方が良い。」
「あら、どうして?」
「「あのスネイプが担当教師だからさ。」」
「…スネイプ?」
「…あれ?なんか聞き覚えある。」
「ハリー、知ってるの?」
「いや…知らない筈なんだけど…。…あ。」
「何?」
「…いや、何にもない。(父さんが家でボロクソ言ってた人だ…;;)」
「ジョージ、その…スネイプ教授って怖いの?」
「怖い怖い。」
「なんせあいつはグリフィンドール生大っ嫌いだからね。」
「あ、そっか…スリザリンの寮監だから…」
「「正解だ、ハーマイオニー嬢。」」
「そうなんだぁ…。」