Melody.
□組分け
1ページ/3ページ
なんやかんやでホグワーツに到着した一行は1年生とその他に分かれていた。
「ロニー、後でな。」
「皆の組分け見てるからな!」
「…組分けかぁ」
「楽しみね!!雅はどの寮に入りたいの?私は絶対グリフィンドールに入るつもりよ!」
「うーん…どこでもいいかなぁ…。この前ドラコには絶対スリザリンに入れって言われたんだけど、自分で決められるものなの?」
「自分では決められないって聞いたけど…スリザリンだけはやめときなよ。あいつら最悪だってフレッド達も言ってたし。」
「ロン、そういう固定観念は良くないと思うわ。」
「で、でも僕は絶対グリフィンドールだし、ハリーもきっとそうだろう??じゃあ雅もグリフィンドールなのが1番良いと思うんだ。」
「それはそうだけど…あ、ねぇ、雅のご両親はどこの寮だったの?」
「えっと…ホグワーツ生だったのは父だけなの。父はグリフィンドールだったって言ってたわ。母は日本の魔法学校出身なの。…父は寮に関係なく皆仲が良かったって言ってた。」
「雅のお父さんすごいね…うちの父さんなんてスリザリン大嫌いだよ。」
大きな男の人の案内で船に乗り、ホグワーツが見えてきた。
すると1年生はざわつき始めた。
「うわぁ〜…」
「本当にお城みたいね!」
「ここで生活するのか…」
「…ん?お前さん、四宮のとこの子か?…あぁ、お前さんはポッターとウィーズリーのところの子だな?」
「え…?は、初めまして、雅・四宮と申します…。」
「確かに僕はハリー・ポッターだけど…」
「僕もロン・ウィーズリーだけど…なんで知ってるの?」
「あぁ、すまんすまん。お前さん達のてて親の事はよーく知っているからな。」
「そうだったんですか!えぇっと…」
「あぁ。俺はハグリッドってんだ。魔法生物飼育学を教えてる。よろしくな。」
「よろしくお願いします。ハグリッド先生。」
「敬語なんかやめてくれ。…なんかくすぐったいじゃねぇか。気楽に頼むよ。」
気さくなハグリッドに早速4人は懐いた。
「おっと、城に着いたぞ。また後でな。」