Melody.
□9と3/4番線
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ついに夏休みが終わる日がやってきた。
ジョージはかなりわくわくしているだろう…と思われた。
でも実際はフレッドと新しい悪戯を考えるのに夢中で、正直言うと少女の事は忘れかけていたこともあった。
たまに母親が新聞を読んでいるのは見ていた。
イギリスでマグル向けでコンサートがあったとか、魔法使い向けにもあったとか、彼女が純血貴族主催の歓迎パーティーに参加したとか…
その度に記事の写真には魅入っていたのに、忘れていたのだ。
今日本物の彼女に会えるかもしれないなんて…
寮はどこになるんだろう??
いざ駅に着いてみるとドキドキが止まらなかった。
…のは母親と、すっかり彼女のファンになったジニーも同じらしい。
見送りに着いてきていたビルは微笑ましげにそわそわしている3人を見ていた。