人外

□お馬鹿さん
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何にもない日の昼下がり


今日は病院は休みだ
仕事もしてある
家事も完璧


暇だ


その時、ドアがノックされた

「どうぞ」

「ダリア、あの今いい?」

ドアからひょっこりと顔を出したのは俺の嫌いな相手
無意識に少し眉間に皺を寄せていた


「何か用か?」

「ダリア、僕に勉強を教えて!」

「は?」


相手の予想だにしない返事に思わず間の抜けた声が出た
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