恐怖
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今日は僕の誕生日
6月13日そして金曜日
外は眩しいくらいの満月
何時もは静かなクリスタルレイクキャンプ場も少しばかり賑やかだ
「ジェイソンは今年でいくつになるんだ?」
「68歳、かな?」
部屋には僕とマイケルだけ
他の皆が置いて行ってくれたプレゼントを開封しては目を輝かせる
「皆から何をもらったんだ?」
「えっとね、くまちゃんとかケーキとか、お花とか、新しい鉈とか、くまちゃんとか…」
「沢山もらえたな」
マイケルは僕を見て目を細める
この目をしたマイケルは笑っている証拠だ
フレディとゴーストフェイスくんからもらったくまの縫いぐるみを抱きしめて僕も微笑む
「じゃあ、俺からもプレゼントを渡すよ」
「マイケルもくれるの?」
マイケルは僕のマスクをずらし
そっと口付けた