創作交流
□明日天気にしておくれ
1ページ/2ページ
「ハンター、雨降ってる」
「そうだね」
「それだけ?」
他に何を言えば良いんだ?
俺はコップに口付けてブラックコーヒーを一口啜る
「僕も飲みたい」
「じゃあ、一口飲むか?」
俺がそう問えばカイコは嬉しそうに頷く
彼は俺のコップに口を付けると
とたんに渋い顔をした
「甘い、僕ブラックコーヒーしか飲めない」
「それ、ブラックコーヒーだけど」
「嘘だ、飲んで見なよ」
俺はもう一度コーヒーを飲むと
先程とは全く違う味だった
砂糖なんていれてないんだけどな…
甘く感じるのは砂糖でなく
【恋の味】