noble short

□のほほん@
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放課後

類の家で週末に控えた学期末のテストに向けて勉強をしている由香


類は隣で本を読んでいた

















一時間後――


カリカリカリカリ…

シャープペンシルが文字を書く音も聞こえるくらいシーン静まり返った室内



類はちらっと目線だけを由香に移した








類(まだかな…)


一緒にいると言うのにずっと教科書とにらめっこしてる由香




こういう時間も嫌いな訳ではないが最近はなんだかんだであいつら(F3)に邪魔されて二人きりになれなかった


家に来るなりキスの一つもなしにさっさと勉強を始めた由香。
類としてはそろそろこちらも向いてほしい







類「ねえ由香?」





由香 カリカリカリカリ―「んー?なに?」





視線は教科書に向けたままで由香が返事をする




類「ちょっと休憩しなよ」




由香「んー…ちょっとまってね、もう少しで解けそう―」




そういいながらこっちを向こうとしない由香
類としては面白い筈がない











類「由香…」


ふわっと後ろから抱き締めて耳元で名前を呼んでみた



由香「ち、ちょっと…類!」


由香はいきなりの、類の行動に驚いて顔を真っ赤にした



類「少し休憩。そろそろ限界。由香に触りたい」


由香「なっ―触りたいって―」

類「いいから
、とりあえずキスくらいさせて」




振り返って抗議しようとする由香の唇を少し強引な口付けて塞いだ







由香「ん……っ……ん…っ」


口付けはやがて熱を増呼吸が苦しくなるほど深いものになっていった



由香「んっ…ん…る、類…」


やっとの事で少し開放された唇の隙間から類をよんだ






類「…なに?」


由香「何って…いきなりこんな…どうしたの?」




類「だって由香がちっとも俺を見てくれないから」


由香「それは…だって…テストが…」


類「テストと俺、どっちが大事なの?」




由香「もう…なんでそんな当たり前の質問するの?」


類「当たり前?で、どっち?」


由香「そんなの!…るいにきまって…る…じゃなぃ」


何となく恥ずかしくなって最後の方は聞き取れないくらいの小さいものになっていた


類「くくっ…ありがとう由香。じゃあもっとゆっくり休憩してもいいよね」

由香「えっ…ちょ…」


言うが早いか類は再び由香の唇を塞いだ






















この後勉強を再開出来たかは…
ご想像にお任せします(笑)








end

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