ｓｈｏｒｔ
□言葉
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「……リヴァイ…私…リヴァイに気持ちがなくてもいいの！
ただ、側に居られたら…それだけでいいから……」
「お前は何を言ってる？無理に決まってるだろ」
「えっ……そ、そうだよね…ダメに決まって…いるよね。」
分かっていたことだ。
気持ちを伝えてしまった私がいけない…
分かっていた事だけど、ハッキリと言われるとさすがにキツイ…。
名無しさんは、胸を締め付ける苦しみを感じながら、さっきまで頬を伝っていた涙も現実を知り止まっていた。
「……今までありがとう……」
ちゃんと笑えて言えたかな？なんて思いながらリヴァイに背を向けドアに向かい歩き出した。
「お前は何を言ってる？
名無しさんは俺の女だろうが！」
「えっ…でも……リヴァイは遊びだったんでしょ？？
私には……もぅ…無理だよ……」
「俺が一度でも遊びだと言ったか？」
リヴァイの眉間にはいつもより深くシワが刻まれ怒っているようだった。
「答えろ名無しさん!」
「……言われたこと…なんて…ないと思う…。
でも…でも…。
リヴァイは、いつもそうだよ！
好きとも愛してるとも言わない。
じゃ、私の事をどう思ってるの？？
私だけを好きになって…。
リヴァイの側に居れるだけで…それだけでいいと思ってたのに…リヴァイのバカァァ！
言葉にして言ってくれないとなにも分からないよ……」
名無しさんは、もう、最後なら自分の思ってることを言ってやる！と思ったら今までの気持ちが溢れ出した。
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