S h o r t S t o r y


□S u m m e r L o v e
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今日は 外が何やらさわがしい。

太鼓の音、人の掛け声、足音…

おれは、すぐにそれが『夏祭り』であるとわかった。

………そうだ。

タッ タッ タッ タッ タッ …



「リヴァイさんっ!」

「どうした?」

いきなり現れたから、ちょっと驚いた表情。

うん、やっぱりかっこいい。


「夏祭り!おれ、夏祭り行きたいです!」


「別に…かまわんが」

やった!やったやったぁっ!


「じゃあ、行きましょう?」

「エレン、」

「はいっ」

ソファーから立ち上がったリヴァイは
いきなりエレンを引き寄せた。


「夜、行こうな。」

「ふぇ…?」

あぁ ダメ。顔近ぃ…。
急に…熱くなる…


「ふっ…エロい顔して……ん」

エレンをソファーに座らせ、キスをする。

最初は 優しい、甘口のキス。


「んっ…」

チュッと音をたてて唇を離したら、

今度は 少し激しめの、もっと甘いキス。


「ふあぁっ…んんっ…ふ…ぁ…」

「感じてんのか?」

「んっ…ちが…ましゅ…んんっ…」


そう言いながらも 息を荒くしてるコイツは…


「ったく…素直じゃねぇヤツだな」

「キスで…感じてなんかっ…」

「ほぅ…なら、何でココはこんなにパンパンなんだ?」

ソファーに押し倒し、優しくエレンのソレを愛撫する。

ビクンッと反応するのが、可愛い。


「…下着、濡れてんぞ…ほら、こんなに糸引いちまって…エロガキ」

「ひぁぁっ…あ、んあっ…見せな…でぇっ…」


「一回イっとくか」

どんどんスピードを上げ、エレンを追い込む。


「あああっ…んん、んっああっああっいっちゃぁっ、らめ、いっちゃうぅっ」

「イけよ、見ててやるから」

「んんいっイくのっ見てぇっ、あっんんっらめ、イクッ、でちゃああっ、ああああっ!!」

いきおいよく飛び出した精液は エレンの部屋着を汚す。

「すげぇイき方だったな、エレン」

「はぁっはあ…はぁ…ん、もぅ…リヴァイさんの、せい…ですぅ…」

リヴァイの袖元をゆるく握りながら 頬を膨らます。

煽ってんのかお前、…


「今日は夏祭り行くんだろ、ちょっと休め。」

「でっ…でも、リヴァイ…さん…まだイって、ない…」

「心配してんのか?」

少し口角を上げたリヴァイに、またエレンはトキメいてしまう。

「別に…そんなんじゃ、ない…ですけどっ…」

「そうか、まぁ、今夜はたっぷりつきあってもらうとするか。」


「まぁ、そのためにもよく寝とけ。…」


「ん…もぅ……へん、たぃ……」


少し経つと 静かに聞こえてきた寝息に、優しく頭を撫でてやる。


「…楽しみだな、夏祭り。」


「…… 、愛してる」


聞こえてたら恥だな、と言いながら、エレンの隣でまた静かに眠りについた。







fin











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