リヴァイHPB企画 小説
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「家、帰っちゃうんですか…?」
「……あぁ。」
いつもの家への帰り道だと気づいたのか、急にしんみりとした声色に変わる。
「雪降ってるのに…勿体無くないですか…?」
「そうだな」
「り…リヴァイさん……」
これから始まるコトは俺しか知らない。
いつだって不安な顔をして俺を見つめていればいい。
そうすれば俺はお前を満ち足りた表情に変えてやれる。
雪は家のカーテンを開ければ見えるだろう?
今夜はリビングでカーテンを全開にして
人に見せつけるように鳴かせてやろう。
羞恥に耐えられず不安な顔をする。
そして、俺の与える快楽に溺れた表情に変わる。
全て思い通りじゃねぇか。
なぁ、エレン。
「家に帰ってからが…楽しみだな」
「リヴァイ、さん?」
「…すぐに分かる。」
痛いくらいにお前が欲しくて。