リヴァイHPB企画 小説
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リヴァイさん。
あなたと、ずっと一緒にいたい。
静かに舞う雪を見つめながら、隣でベンチに座り 白い息を吐くおれの大切な恋人に願う。
「…さみぃな」
「そうですね…車、戻りますか?」
「あぁ。そろそろ帰るか」
たまの休日だから、なんて言って、こんな綺麗な場所までドライブした。
こんな美しい雪は見たことがない…。
そう思ったけど、きっとそれは、隣にリヴァイさんがいるからで。
もう、依存してるんだなぁ。
リヴァイさんがいなくなったら、どうなっちゃうんだろうな。
自分なりに考えてはみたけど、怖くなったからそれは止めた。
車の中から見える外の景色は、キラキラとネオンの光で眩しかった。
そういえば…クリスマス。
「どうした、黙って」
「あ、いや、もうすぐクリスマスだなー、なんて。」
「…そうだな」
ケーキと、ツリーと、リースと。
二人の家には何を飾ろう。
どんな風に過ごすんだろう。
ウキウキと考えてを巡らせていると、外は見慣れた景色になっていた。
「もう着くぞ」
「はい、今日はありがとうございます…」
「、あぁ。」
お互いに少しはにかみながら、暖かな家の鍵を開けた。