書斎

□繋がる
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初デートの日。
カノに煽られてしまった俺は、呆気なくホテルへと連れ込まれた。

「あれー?もう膝がガクガクしてるよ?」

「う…るせぇっ…はやくっ…」


部屋に入った俺は、カノに支えられながらベッドへ誘導される。

カノは俺をベッドに放り、パーカーを脱ぎながら俺の上にきた。

「シンタロー君も脱ごっか。」

しゅる、とパーカーは脱がされ、ベッドの脇に落とされた。


「わ、見てほら。触って欲しくてパンパンになっちゃってるよ?」

「っ…言うな…よ…っもう…触っ…て」

「なんだ、やっぱり触って欲しいんだ…いいよ、してあげる」

ニヤっと怪しく笑い、カノは俺の下半身へ近づいた。

ズボンをはだけさせられ、パンツごしに反り返ったソレを握る。

「…舐めていい?」

だめ、と首を振るが回答無用なのだろう。
おいしそ…とすぐに舐め始めた。

「んっ…はぁ…あっ、ん…やら、ちゃんと…なめ…、…てぇっ」

いまだパンツごしに竿を舐めているだけで、及ばない快感に腰がうねる。

「えー、もう食べていいの?わかった、いただきますっ…ん…」

パンパンになったソレが外気に触れたかと思えば、すぐに口内の生暖かさに包まれる。

きついんじゃないか、と思ってしまうほどカノはソレを一気に飲み込み、喉の奥で先端を吸う。

あまりに激しい快感に思わずあられもない声を上げてしまった。

「シンラローくん…きもひいの…?」

「あぁっ、しゃべらない、っでぇ…」

喉の奥が震えて出そうになる。
気持ちいい…
ただそれだけしか考える余裕もなかった。

「はぁっ…や、イっ…イっちゃ…んんっ…!」

「ぷは…まだだーめ。シンタロー君のイクとこ見たいし」

「はぁ、はぁっ…イかせろ…よっ…」

目はカノを睨むが、腰が揺れてしまって逆効果だったようだ。

「ぅわ、エッロ…発情する」

まるで人が変わったように無理やり服を剥ぎ取り、よつんばいにさせる。

「うしろ、開発中だったよね?」

「何言って…っん、いたっ…」

俺の我慢汁でたっぷり濡らされたカノの中指が、アナルに侵入する。

「あれ、まだ一本だよー?ちゃんと力抜いて…ほーらっ」

「はあぁっ!やぁっそこらめっ、んんあっ…二本っ、やらぁっ」

二本の指が狭いナカでバラバラに動き、イイところにガンガンあたる。

腰に力が入らずに、崩れそうなところをカノの手に支えられた。

「なんだ、すごい感じちゃってんじゃん。そんなにいい?僕の指」

「いっイイ…っ、もっと、ん…はぁっ、もっと欲し…っ」

いつの間にか三本になっていたのにも関わらず、つい本音が口をついてしまう。

「へぇ、欲しいんだ…でもちゃんとおねだりしてくれないとなぁ…」

「なっ…そんな…ん、むり…っ」

「ん、じゃあこれでおーわり。」

そう言ってベッドを下りるそぶりをするので、とっさに思いついたエロい言葉を繋げていった。

「かっ、カノ…あの、…」

「ん?なーに?」

「カノの…おっきいの、で…気持ちよく、させて…ください…っ…もぅ我慢…できないっ」

「ふふっ、かわいー。じゃ、挿れるね…っ」

「はあぁぁっ!ぁんっやぁ、すご…ふとぃっ」

「シンタロー…君、ヒクヒクしてっ…気持ちい…っ」

ぐいっと押し込まれた先から、ゆっくりと奥へ入っていく。

自分だって熱いはずなのに、カノのソレの熱さが伝わってきてしまう。

「動かすっ…よ…」

入った、と思った途端に抜けそうなほど腰を引かれ、すぐに奥へ突かれる。

うしろでこれだけ感じてしまうなんて、自分でも恥ずかしい。

「前…っ、いじってあげる…ねっ」

「あぁっやら、そんなぁっらめぇ、っはぁっ…やあぁっ」

「イっ、ちゃい…そ…」

パンっパン、と野性的な激しい音と、どちらとも言えない体液がグチュッグチュ、といやらしい音をたてる。

二度も寸止めされたおかげで、俺はもうすぐにでもイける状態だった。


「カノっ、はぁっ…イっ、イこ…うっ、あぁっんん…んはぁぁっ……っ!」

ドピュッ、と勢いよく飛び出した精液がベッドを汚す。

「しっ、シンタロ、君…僕も…っ出すよ…っっ!!」

少し遅れて果てたカノは、俺の一番奥へ一滴残らず出しきった。

ふたつの荒い呼吸がこだまする。

ズルッ、とソレを抜かれるだけでも、ビクリと反応してしまった。

「…シンタロー君、エロすぎ…っ…」

「うる…せぇ、よ…はぁ…っ」

寝ていいよ、と頭を撫でられ、俺は意識を手放した。



***


次の日の朝…

「あれっ、俺の服…何でなにも着てねぇん…っ?!」

「あははっ、裸があんまりエロいから、そのままにしてた♪」

「なっ、ふくっ!服持ってこいよっ!」

すでに起きていたカノに取ってもらい、俺は布団にくるまる。

「あ、裸で毛布とかめっちゃエロ…」

「いいからはやく服、!」

この変態猫ヤロー、と赤面すれば、かわいい、と返ってくる。

「少し休んだら出よ?キドたちも心配してるだろうし、さ」




あ、これは皆に昨日のコトバレるな…と気を重くして俺はホテルを出たのだった。






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