『ユウスケと36人の兄弟たち』

□第四話
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『で、詳しいってやつを、呼んだと…

…まずはおれを起こすのが先じゃないか?!』


体を起こしベッドの脇に立っている悠太に事の詳細をきく


『起こしたんだよ〜っ…でもスケ起きないから…』

『そ…それはスマン…(汗)
いや、でもな、これはやってる間でおかしいぞと…気づかなかったのか…?』

『う〜〜ごめんなさい〜…』



話の流れはこうだ


昨日あのまま一緒に寝てしまった悠太が
朝起きるとおれのズボンがテントを張っているのに気がつき



何かが入ってるのかとめくって見てみたら勃っているものを発見



何が起きたのかわからずとりあえず人を呼んでこようと思い外に出たらこいつが偶然通りかかり



自分が詳しいぞとやってきて




今に至る


…ということらしい



何でだよ!!!




ってか孝太郎はいないのか?
部屋にはおれとユウタと男だけ、孝太郎が見当たらない



『で、この人は誰なんだよ…(汗)』


さっきやっていることを止めさせてからずっとベッドの足下の方でこっちをニヤニヤ見ている男を指差す
それに合わせてなぜかピースをする男



『…誰だろう…!!』

『は?!誰だろうって誰だよっ!!…えっ…あんた誰……』

『はーい、君たちのお兄さん、丞(じょう)でーす』

『お兄さん?!』



お兄さん…!!
またか…また変なお兄さんか……

しかもまさに渓さんと同じようなやつじゃないか…


『キャッチコピーは"勃つんだジョー"です』

『やかましい(白目)』
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