『ユウスケと36人の兄弟たち』
□第四話
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『ん゛っ……!』
日曜の朝
全身に電撃の走るような感覚で目が覚めた
寒い
そして寝ぼけていてあまり感覚がないが体が痛い気がする
昨夜たしか悠太と枕投げなんかをして、疲れてそのまま眠ってしまったんだ
あぁ、布団がはだけて冷やされたから疲れがとれなかったのか…
そんなことをぼーっと寝たまま考えながら、
もうちょっとだけ寝ようと思いはだけた布団を掛け直すため手で下のほうを探った
…と、布団ではない何かが当たる
なんだこれは…?
布…服か?もしかして服も脱いで…
いや、その奥に何か柔らかいなにかが…
その柔らかい何かを辿ると下腹部の方に続いて、熱を感じる
おれの腹に何かが当たって…ん…これは……髪の毛…?
…え?髪の毛?!
がばっと勢いで起き上がりさっきまで手で触っていたものへ目をやる
『あ、起きた』
!!!!
『だ、誰だお前!!何やってんだっ!?!?』
そこには知らない男が
おれの…
それに……
舌を……
ってこのパターンは前にもあったぞ!
『やめっ離れろ…ってユウタ!!お前も何で居……』
男の横に悠太が立っていた
『スケっ…いや、おれは、あの…!』
『スケっていうんだ、君。結構立派なもの持ってるね☆』