貧乏少女

□貧乏少女 その7
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 まず謝ることが2つ。
 1つめ。久しぶりの更新です。最近更新できずにすいません。
 2つめは話数が飛んでいることです。地下ファイト編が何も思いつかなかった。
 そこは後々書いていきます。
 Twitterをやっていますので、そちらを見ていただけると執筆状態が分かるかも。
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 以下本編。

 
 
 何とか……地下から出て来れました。これからはちゃんとバイトを選びます。
 学校も方は従姉の計らいで何とかなったようです。
 今日は一学期の最終日。せめて今日は出ないと。
 最近暑くなってきたので、家では基本全裸です。
 布団から出て、まず朝ご飯を作ります。一週間くらい家にいなかったから食材が余ってます。
 捨てないとダメな物もありました。勿体ないです。
 いつもは玉子かけご飯で済ませるのですが、賞味期限が心配です。今日は玉子焼きを作ります。
 フライパンに油を引いて、熱くなるのを待ちます。そこに卵を割って、落としました。
 すると、油が跳ね上がり私の胸に当たったのです。
「あっつ!」
 バチバチと卵が焼ける音を掻き消すくらいの声だった。朝から五月蠅くてすいません。
 料理する時はちゃんとエプロンをしようと思いながら、朝ご飯を食べました。
 
 歯磨きなどの身支度を終えて、次は着替えです。
 引き出しを開けると、なんと驚く事に替えの下着が無かったのでした!
 洗濯籠を見ると、洗ってない洗濯物たちがひっそりと入っているのです。
 制服と靴下はあるのですが、他の物が何もなかったのでした。
 どうしようかと悩んでいる間に、時間はどんどん過ぎて行きます。
「もう下着なんていらない!」
 私はまず靴下を履きました。裸靴下です。なんか変な感じがします。
 次にスカートを履いて、上半身だけ出している状態です。
 最後に半袖セーラーに袖を通しました。少し胸の辺りが出っ張りがある気がします。
 カバンを持って靴を履いて、アパートを飛び出しました。
 
 風でスカートが捲れ上がらないかなと心配しながら、登校しました。
 教室に入った時は、仲の良いクラスメイト達が私を取り囲んだのです。
「もう大丈夫なの?」
「倒れた後に入院したって聞いたけど」
 私は入院していたことになっていたそうです。
「もう大丈夫だよ」
 彼女達にそう言ったら、担任が教室にやってきて朝のホームルームが始まりました。
 そのまま修了式が始まるのです。
 私の学校では体育館に集まるなんて古臭いことはしないのです。
 このお蔭で、体育座りをしなくてもいいので私は、ほっと胸を撫で下ろしました。
 体育座りをしたら、スカートの中が丸見えになるからです。
 女子しかいないので頑張って、隠す人もほとんどいない。
 隠すと、お姉さま気質の方々に悪戯されるのです。恐ろしい。

 そして無事に夏休み最後の日も終わりました。
 私が友達と一緒に帰っていると、いきなりスカートめくりをされたのです。
「あああああああああ!」
 友達が私のスカートの中を見て叫びました。見えてしまったのです。
「誰ですか!?」
 後ろを見ると、そこには地下で初めて戦ったあの人が同じ制服を着て立っていたのでした。
「よ、元気か?」
 
 
 貧乏少女その7終わり

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