貧乏少女

□貧乏少女その4
1ページ/1ページ

 さあ、1日休んでしまった私です。夜中になって目が覚めました。
 体力は回復したのです。これではバイト代が安くなってしまいます。
 どうにかしてお金を手に入れたい。そう思っていた時に水木さんが来ました。
「今日も学校休まない? すごくいいバイトがあるんだけどねえ」
 もちろん私は即決しました。やらない訳がないではありませんか。
「やります!」
 ちゃんと内容を聞いてから、答えるべきでした。後から後悔しました。

 連れて来られた場所は地下闘技場でした。
 ここは、ふたなりレスラーが非合法的に鎬を削っている場所らしいです。
 禁止攻撃は無し。相手を戦闘不能に出来れば何をしても言いそうです。
「今日からは普通の女の参加が許されています。ここに出て、試合を盛り上げてくれればいいよ」
「え、大丈夫なんですか?」
 私は心配になった。ふたなりの方が筋肉が付きやすいのです。つまり、力で勝てる訳がありません。
「大丈夫。危なくなったら止めるから」
 水木さんが水着に蝶ネクタイをして、マイクを持って部屋を出て行った。
 私は用意されたコスチュームに着替えます。
 すごく伸縮性のあるスパッツ。体に張り付く、タンクトップ。体のラインが出て恥ずかしいです。
 そして、後ろの穴に用意された秘密兵器を仕込みます。伸縮性のあるスパッツの生地ごと押し込まれました。
 私は案内役が迎えにきたので、ステージに向かいました。

『表じゃ味わえない、官能的なふたなりプロレスへようこそ!』
『ファック。急所攻撃。凶器攻撃何でもあり。服を脱がせるなどもあり』
『さあ、観客の皆様はどちらかに賭けてください』
『その後なら、好きなようにご観覧ください。ますかいてもいいですよー!』
 水木さんが盛り上げる。会場のボルテージは最大に上がっている。
『今日の試合は、ふたなりVS女。高校生ファイター・マネーの初陣だああああ!』
 私はステージに上がる。観客からの大きな声援が聞こえたのです。
「きゃあああああ!」「可愛いいわ!」「妹にしたいいいいい!」
 そして私と戦う相手が現れました。
 彼女は160センチ。スレンダーですが、腹筋が割れています。そして、小さ目のふたなりの象徴がありました。
 それはギンギンに勃起していたのでした。服装は私と同じです。象徴はスパッツに包まれたのです。
「最初の相手は、期待の新星! 小悪魔子おおおおおお!」
 さっきとは違う声援が会場にこだまする。
「「「「「抱いてえええええ」」」」」
 小悪は私を見て、笑い出します。
「弱そうだわ。キャハハハハハハ」
「すごく強そう。勝てるかな」
『オッズは五分五分。試合開始!』
 私がそう呟いた時に、試合開始のコングは鳴りました。

 小悪が一気に距離を詰めてきます。私はお金にの為に素人同然の構えを取りました。
 小悪は私の上を飛び越えて、ポールの上に立ちます。
「食らいな!」
 5メートルほどの高さまでジャンプし、私目掛けて降ってきたのです!
「きたあああああ! 小悪魔子の必殺技・天空串刺しイラマチオ!」
 技名からどんな技かは分かりましたが、対策ができません。
 私は成す術無く、口を串刺しにされたのでした。
「ふぐぐううううう」
 喉の奥まで彼女の棒が入ってきました。私は仰向けに倒れ込みんだのです。
 頭をぶつけて、彼女に変則顔面騎乗をされました。
 彼女は脚で私の腕を押さえてきたので、反撃もできなくなりました。
 助けてください! 声も出さず、タップ(降参)もできないのです。
 69と反対の体制で、私の喉に棒を突き立てる。出したり、入れたりを繰り返すのです。
 呼吸すら満足にできません。
『これは一方的な試合だああああ!』
『しかーし、気絶して10カウントか、降参するまで試合は終わらない!』 
『さあ、皆様賭けている方へ声援を!』
 酸素が少なくなってきて、私は水木さんの声が遠く聞こえました。
「すっごく……気持ちいいわ!」
 小悪の嬌声が遠くに聞こえます。棒がビクビクと動き、恐ろしくドロリとし液が私の喉に出ました。
「い、いくううう!」
 そして喉の奥で棒を留めまてきました。
 粘度の濃い液体と棒で空気を取り込めなくなり、私は気を失ったのです。

 目を覚ましてから、私は試合の映像を観ました。
 気を失った後は……失禁したようです。
「水木さん。私は家に帰りますね」
 私は家に帰ろうとしました。すると、ダークスーツに身を包んだふたなりに行く手を遮ります。
「あら? 言わなかったかしら。ここは連続で5勝しないと普通の生活をできないわよ」
「ええええええええ!」
 私は絶望しました。


貧乏少女その4終わり

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ