人外いぢめ 斎藤空

□ふたなり空 快楽編
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 分娩台から降ろされた私は、手術台の上で四つん這いになった。
 こうしろと命令されたからだ。
「とりあえず、何回絶頂できるのかを計測します」
 期待した視線を向けていた人が野鳥の会が使うようなカウンターを持っている。
「さっきの1回は計測済みです」
「よろしい」
 百合さんの雰囲気が変わっている。私に向けられる視線は、まるでモルモットのようだ。
「口を使うのもいいですが、疲れます。そしてサンプルの精液に唾液が混ざるのも面倒です」
 百合さんは、ある物を取り出した。大人の玩具である。
「これが膣に入れる用。もう1つが後ろの穴用」
 前者を百合さんが持ち、後者を好奇の視線を向ける人に渡した。
「直接、刺激しなくても絶頂へ導けるでしょう。このバケツいっぱいに精液を出しなさい」
 一体、何回イケばいいのだろうか。私は震えた。
「では、実験を開始します」
 2つの穴に玩具が入ってくる。
 前の穴では、振動を与えながら子宮を叩く。後ろの穴では出し入れを繰り返す。
 開始数十秒で1回目の絶頂を私は迎えた。
 カウンターを押す、カチッという音がした。

 10回ほど絶頂迎えた後は、もう精液が出なくなった。
「もう出ないの?」
「そうですね。鬼子、この子の耳元で囁いてあげなさい」
「え、な、何を?」
「卑猥な言葉を」
 鬼子が私に近づいてきた。耳元に息を吹きかけてくる。囁き始めてた。
「ねえ、この実験が終わったらキスしてあげようか?」
「好きだよ、空。大好きだよ」
 彼女の言葉で私のアレは再度大きくなった。
「復活したわ。次は電マで男性器を直接刺激します」
 宣言通りに振動する物が4つ当てられる。2つではなかったので私は驚いた。
 その内、2つは玉に、2つは棒の方に刺激を加えるのだ。
 私にヘッドフォンが付けられた。マイクを使って、鬼子が話すようだ。
 ヘッドフォンの効果は絶大だった。私の頭の中は、鬼子の声に支配される。
『変態め。うちの声で大きくしてるんじゃねえよ』
 私はその声で絶頂した。
 このまま、また10回絶頂を続ける。
「実験は終了する。バケツいっぱいになった。これを解析してくるから、好きにしてていいぞ」
「はーい!」
 好奇の視線の人がキラキラと目を輝かせ、舌で唇を濡らす。その光景を私は股ごしに見ている。
「目隠ししてくださいね」
 私の視界は塞がれる。
「いただきます」
 アレが折れる! 大きくなったアレは下へ向かないのだ。
 四つん這いになっている私のアレを後ろから、好奇の人が口に含んだ。
 まるで掃除機のような吸引力。そして、別の生き物のように動く舌がアレの先端を責めたてるのである。
 残った精液を全て吸い出されるような感覚になった。
 それが嘘とは思えなかったのだ。
『うちにされてると思うといいよ。空のミルク美味しいな』
 鬼子の声を聞き、私は彼女がアレを美味しそうに食べる姿を想像する。
 私は余計に興奮しました。
 もう何回絶頂したか、わかりません。

 誰かが研究室に入ってきた。見られる事に抵抗はなくなっていた。
「次の研究を始めてくれ、どれくらいの痛みに耐えられるかが知りたい」
「わたしがやります。不思議ちゃんも手伝って」
 鬼子がちょうど声を出していなくて、会話が全て聞こえる。
「君たちならピッタリだろう。私は、奥の部屋に戻る」
 痛みだと、私は逃げたくなった。


ふたなり空快楽編終わり

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