露出少女@ 斎藤空

□GW編四日目
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 私は一睡もできないまま、朝を迎えた。これほど朝が来ない事を願った事はない。彼女がやって来たら、私はどうされるのか。想像もしたくない。
 そしてチャイムが鳴った。まだ朝の八時である。
「・・・・・はい」
 私は恐る恐る玄関のドアを開けると、そこには木下コノハが一人で立っていた。ああ、良かったなあ。一安心だ。
 クラスメイトの男子を引き連れてくるのではないかという妄想をしていた私がバカみたいだった。
「ちょっとお話させてね」
 彼女の笑顔が恐ろしかった。

 自分の部屋に彼女を入れる。すると、彼女はカバンから数枚の写真を取り出した。
「これに写ってるの空だよね?」
 夜道をノーブラで歩いている私。
 すべり台の上で裸になっている私。
 小さい子供に体を洗われている私。
 水飲み場の上で首を付けられて立っている私。
 必死の表情で自転車に乗っている私。
 そして最後に昨日撮られた写真。
「これって・・・」
 私がこの世の終わりのような顔をすると彼女は言った。
「写りのいいの持ってきたよ」
 余計なお世話である。
「ねえ、ばらしていい?」
 悪魔のような提案をしてきた彼女に対して私はある言葉を言わなければならなくなった。
「何でもするから、やめてください」
 彼女の顔が不気味に微笑んだ気がした。
「じゃあ、土下座してよ」
 私は顔をカーペットに擦り付ける。すると、シャッター音が鳴った。
「え・・・・」
 私が顔を上げると、彼女は顔をカメラを構えていた。
「何で、顔上げてるの? まだ上げていいなんて言ってないよ。じゃあ、追加で服脱いで」
 カメラで撮られるのを分かっていて、そして相手には学校中にそれを広める事ができる。その前で裸になる恐怖は今までにないものだった。
 震える手で服を脱ぎ、プライドなどはゴミ箱に投げ入れて、裸になった。
「それでいいんだよ」
 またシャッター音がする。でも、私はこれ以上何もされないように顔を上げなかった。
 彼女は私をあらゆるアングルから撮っていく。
「今から体に触るけど、土下座やめないでね」
 私はただ彼女に従うだけである。
 彼女の手があそこに触れ、左右に開かれる。そしてシャッター音が鳴った。
「空のここキレイだね。もしかしてこっちであまり自慰しないの?」
 自分のあそこが撮られているのが分かって、気持ちよくなってきてしまった。トロトロと何かがあふれ出す。
「うわぁ・・・見られて濡れてるよ。気持ち悪い」
 蔑むような彼女の顔が想像できた。
「ねえ、ちょっと撮りづらいから腰上げて」
 私は言われた通りに腰を上げる。たぶん、私の恥ずかしいところが全部見えているだろう。
「ああ、こっちで自慰していたんだ」
 後ろの穴がツンツンと触られる。
「あ・・・ふっ」
「声が出るほどいいのか・・・」
 数回シャッター音が鳴った後、彼女の声がした。
「もういいよ。土下座やめても。ただ撮るのも飽きたし、また明日来るね。ちゃんと準備してね」
 彼女は出て行った。私の試練は今日で終わらなかった。
 一体何をされるのか、考えるだけで濡れてしまった。私はドМなのかもしれない。

GW編四日目終了

次からは毎週月曜日に更新します
BY四畳半信者

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