OtherWorld
□私ノ実力
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『ふぅ〜これでキーリカは一安心かな?』
地上に降りてから私はつぶやいた
「ありがとうございます!!」
『ん?』
後ろを振り向くといつの間にか建物から出てきてたキーリカの人たちがいた
「あ・・・あなた様はもしかして憑依術士さまですか!?」
『え・・・?あぁはいそうですけど・・・』
そっか・・・憑依術士は100年前に滅んでるから・・・本物を見たことはないんだよね
「なんとお礼を言ったらよいか!せめてものお礼です・・・おもてなしをさせてください」
うーん・・・ここは社交辞令で!
『おもてなしではないのですが・・・一つ頼みごとをしてもよろしいですか?』
「はい!なんなりと!!」
『このあと直ぐにビサイド村から召喚士様御一行がこられます・・・その方々におもてなしをしてあげてください』
「は・・・はいあなた様は?」
『私は先を急いでいるので申し訳ありません』
私はそう言うと翼をはためかせルカへ向かった
「まさか憑依術士様がまだいてくださったとは・・・100年前の反逆者とは正反対のお方じゃ・・・」