OtherWorld
□誓ッタ約束
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「〜!〜〜!!」
誰かが呼んでる声がする
「リオちゃん!起きろ〜!!」
『ッ〜・・・』
誰?っていうか私・・・シンに飲み込まれたはずじゃあ・・・
私は少しぐらつく頭をさすりながら体を起こした
「やぁっと起きたかリオちゃん」
『!!ジェクトさん!?』
目の前にいたのは紛れもなくゲームで見たジェクトさんだった
「お〜やっぱ知ってんのか〜」
『やっぱりって?』
「祈り子から聞いたんだよ・・・にしてもおもしれぇ話だよなぁ〜リオちゃんの世界では俺たちはゲームになってるんだよな?」
『うんそうだよ』
「でもリオちゃんも災難だよなぁ〜こんなことに巻き込まてちまって」
『そんなことないよ!!』
「・・・」
『祈り子様が私をここに連れてきてくれなかったら私は死んだままだったし、ジェクトさんに会うこともできなかった!それに!・・・』
頭をよぎったのは・・・昔の・・・
『ッ・・・!』
「おいおい大丈夫か?」
『う・・・うん大丈夫!』
そういえば・・・アーロンどこいった?
『ねぇジェクトさん?アーロンは?』
「あぁ!あいつは先にルカに送っといたぜ?」
『それなら良かった』
ルカ以外の場所だったら絶対に迷子になるしね・・・
「なぁ・・・リオちゃん・・・俺から2つ・・・いや3つ頼みてぇことがあるんだけどよォ・・・いいか?」
急に真面目な雰囲気になったジェクトさんに私も真剣になる
「まずはアイツ・・・俺の息子のことなんだがよ・・・」
『ティーダの事?』
「あぁ・・・リオちゃんも知ってると思うがあいつは泣き虫だからよぉ〜助けてやって欲しいんだよ・・・」
ジェクトさんは恥ずかしいのか頭を掻きながら言った
『ふふっ♪』
「な・・・なんだよ!」
『いや・・・私もジェクトさんみたいなお父さんがよかったなぁ・・・って』
「あ〜あ〜そりゃよかったよ!」
『うん!ティーダのことは負かしておいて!!・・・でもティーダはジェクトさんが思ってるほど泣き虫じゃないから大丈夫だと思うよ』
うん・・・ティーダは強いもん!
言わないけどこの物語はティーダのおかげでハッピーエンドになるんだから・・・
「そうか・・・じゃあ次だ!次はあのカタブツのことなんだけどよぉ・・・」
『アーロンのこと?』
「あぁ・・・あいつはよぉ頭はいいんだが何でもかんでも一人で抱え込んじまうんだよ・・・だからリオちゃんアーロンを支えてやってくれねぇか?」
『・・・大丈夫・・・絶対に支えてあげるから』
「ふぅ〜ん(2828」
『な・・・なに』
「じゃあアーロンの彼女にでもなってやりな(2828」
『はい?!////』
「いや〜リオちゃんみたいな可愛い子があいつの彼女だったら俺様も安心だな〜(2828」
『ちょっと!?///何かってに話を進めてるんですか!!////っていうかなんでアーロンなの!?///』
「さぁ〜な〜(2828」
くっ・・・殴りたいあの笑顔!
『そっ・・・それで!?///最後の頼みは?///』
私は話題を露骨にそらした