OtherWorld
□歴史ノ確認
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『う〜ん・・・こんなもんかな?』
私はアーロンが書いてくれたスピラのことについての書類に目を通していた
コンコンッ
ドアがノックされアーロンが入ってきた
「はいるぞ・・・ってもうそんなに読んだのか?」
『うん!アーロンがわかりやすく書いてくれてたからスラスラ読めたよ』
「それはよかった・・・ココアでいいか?」
『わぁ〜ありがとう』
うん・・・おいしい♪
アーロンは近くの椅子に座り書類を読みながらコーヒーを飲んでいた
『・・・』
やっぱり・・・FFXの世界なんだよなぁ・・・
アーロンを見るたびにそう思う
「なんだ?」
『ちょっといい?』
「・・・?」
私はアーロンに近づき・・・
手を取った
「!・・・」
『・・・』
人の体温が感じられなかった・・・
暖かいはずなのに・・・
「・・・どうした?」
『やっぱり・・・死者なんだね』
「!・・・そのことも知ってるのか」
あ・・・そういえば話してなかった
『うん・・・最初に行ったでしょ?あなたたちは私の世界では【ゲーム】になってるって・・・私はその物語の全てを知っている』
「まぁジェクトが【シン】ということだと知っていれば当たり前か・・・」
『・・・』
なんか・・・痛い・・・な
なぜだかわからないが私の胸がチクリと痛んだ気がした
ポン・・・ポン
『!!』
私の頭をアーロンが撫でたのだ
優しく・・・子供をあやすように・・・
『・・・///』
「・・・?」
『・・・あ・・・あの!いつまでやるの?///』
長い!長いから!!////
私がそう言うとアーロンは少しだけ笑い手を離した