OtherWorld

□意識ノ中
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気がついたら私は白い空間に立っていた

『ここどこ?』

果てしなく白い空間が続いているだけの場所

『えーっと?私どうなったんだっけ?
あー確か女の人に押されて・・・ってことは
ここがあの死後の世界?』

「違ウヨ」

『うわ!』

声をした方を向くとフードをかぶった少年が立っていた

『え・・・い祈り子さま!?』

「ウン・・・」

『もしかして・・・祈り子様が助けてくれたの?』

私が聞くと祈り子様は今にも泣きそうな顔をした

「ウウン・・・君ハ、モウ」

『そんな悲しそうな顔をしないで!?大丈夫だから』

「アリガト(ニコ」

何この子・・・メッチャかわいい///

『で・・・でもなんで祈り子様がここに?』

「君ノ力ヲ貸シテ欲シインダ」

『へ?』

「君ガ知ッテイル僕タチノ世界ヲ助ケテ欲シンダ」

僕たちのって・・・

『もしかしてFFXの世界?』

「ウン」

『でも力を貸してって私そんなすごい力持ってないよ?』

「君ガ気付カナイダケ・・・戦ウ【力】ハ僕たタチガアゲル」

『う・・・うん』

なんか・・・すっきりしない(;´д`)

「君ハ僕タチノ世界デ憑依術士ト呼バレル人ニナル」

『ひょーいじゅつ・・・し』

ゲームにはそんなの無かった・・・

「ウン・・・召喚士ハ召喚獣ヲ呼ベルノヲ知ッテルヨネ?」

『うん』

「憑依術士ハ召喚獣ヲ体ニ憑依サセテ戦エルンダ」

『ううーん;;』

「使イ方ハモウ君自身ガ分カッテルカラ大丈夫・・・」

『分かった』

よかった使い方まで覚えるとなるととんでもないことになるからな・・・

「デモ・・・憑依サレ続ケルト召喚獣ニ侵食サレチャウカラ気ヲツケテ」

『どういうこと?』

「上手ク言エナイ・・・デモアマリ使イ過ギナイデ」

『わかった』

「後ハ歌」

まだあるのね;;頭爆発しそう・・・

「君ガ歌ウ歌ハ魔物ヲ消セルンダケドソレハ君ヨリ弱イ魔物ダケ・・・君ヨリ強イ魔物ハ少シダケ動キヲ止メラレルダケダカラ気ヲツケテ」

『おk』

「後、君ガ意識スレバ歌ハ聴イテイル人ノ傷を癒シタリ異界送リデキルヨ・・・デモ歌ッテイル間動イタリ歌ガ途切レタリシタラ無効ニナッチャウヨ」

使いづらいね・・・

「コンナ感ジ」

『わかったいろいろありがとうね?』

「ウウン・・・ゴメンネ?君ヲ巻キ込ンジャッテ」

そう言うとまた泣きそうな顔をした

『祈り子様・・・私は迷惑だなんて一瞬も思ってないよ?むしろ感謝したいくらい』

「エ?」

『だって私の物語は終わっちゃったと思ったんだもん・・・退屈な何にも変わらない物語のまま・・・でもね』

私は祈り子様の手を握った

『あなたのおかげでまだ私の物語を続けられるんだから』

そういうと祈り子様は微笑んだ

「アリガトウ」

『後思ったんだけど祈り子様じゃなくて本当の名前を教えて欲しいんだけど・・・なんか祈り子様って呼ぶの好きじゃないんだよね・・・』

そう聞くと祈り子様は少し困った顔をした

「忘レチャッタ」

『じゃあ名前つけていい?えーっとね・・・バハムートだから・・・ムーちゃん!』

「クス」

え・・・やっぱりダサい?

「イイネ・・・僕気ニ入ッタヨアリガトウ」

『よかった!じゃあこれから頑張るね!ムーちゃん』

「ウン頑張ッテ!・・・ジャア向コウへ送ルヨ」

『うん!』

周りが光はじめて私は意識を失った




























「気ヲツケテ・・・リオ・・・今カラ始マル物語ハ君ガ知ッテイル物語トハ違ウ・・・ヒトツノ歯車ガ狂ウトスベテ狂ッテシマウヨウニ・・・」
 

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