OtherWorld

□退屈ナ日々
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モブ1「ねぇあなた好きな人が出来たって本当ですの?」

モブ2「誰から聞いたんですかぁ〜?」

モブ3「誰でもいいではありませんか?誰なのですか?」

モブ2「うふふ秘密ですわ」

モブ1「もったいぶらずに教えてくださいな」

『・・・ハァ』

教室の隅でキャピキャピと効果音が出るくらいのテンションで恋バナをしている女子を横目に見ながら私、夜伽 リオは、小さくため息をついた

・・・よくもまぁあんなにキャピキャピと話ができるもんだな

私は恋をしたことがない・・・というより恋をしたことがない

ってか男が好きではない

あ・・・勘違いしないでね?女が好きっていう意味じゃないから(汗)

なんか・・・うーん・・・言葉にするのが難しいかな?

好きっていうよりも憧れの感情しか抱かないから恋愛に発展しないのかな?(汗

まぁそんなドキドキしない退屈な日々を送っているわけです

「席に付けー授業始めるぞー」

ほらまた退屈な時間の一部が始まる

「教科書134ページひらけー」

教科書を開いてみてもただの数字の羅列が書いてあるだけにしか見えない

「じゃあ問題3を夜伽答えろ」

前に立った教師がそう言うと教室内の目線が私に向いた

『8』

ほとんど即答でいうと教師と生徒は悔しそうに顔を歪めたのがわかった

ざまぁみろ・・・

心の中でそうつぶやいて少しだけ私は笑った
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