鋼鉄の翼の女騎士

□第3話
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『…(これがこの星の…セイバートロン星の空か……話に聞いていた通り、ずっと夜なんだね…)』


私は今、サイバトロン星のデストロン基地の外に出ている。

ついこの前、−漸く軍医からリハビリ終了の太鼓判を押してもらい漸く外出の許可が下りたのだ。

で、初めて一人で外に出る時のメガ様とアイアンハイドと言ったらこれまた過保護で…―


―回想―


メガトロン様(以降メガ様)「良いかスタースクリームよ、怪しい奴を見つけたら、すぐ儂かアイアンハイド達に連絡して隠れているのだぞ?」

『はい』

アイ「それから食べ物につられて知らない奴にホイホイついていかないようにな?」

『はい』

サンドストーム(以降サンスト)「メガトロン様、アイアンハイド…いくらスタースクリームがまだ子供だからって過保護すぎじゃ…」

「「当り前だ!スタースクリームは特別なんだぞ!!?」」

サンスト「ヒィッ!?」


―回想終了―


―サンドストーム…何言ってたかわからなかったけど(←アイアンハイドが耳を塞いでいた所為)
 二人の覇気にビビってたなぁ…なんかお土産でも持って帰るか―


『どこいこっかnやあお嬢さん。一人でどこに行くんだい?………………』


そう考えながら歩いていると、何やらゴッツイ男性TFにからまれた

―し…知らない人…じゃない、知らないTFだアアアアアアア!!

▶スタースクリームは こんらん している!


―じりっ…―

『………………(知らない奴に話しかけられたらメガトロン様か二人に連絡、その場から隠れる。
 知らない奴に話しかけられたらメガトロン様か二人に連絡、その場から隠れ…)』


―じりっ…―


知らないTF「良かったらおじさんと遊ばない?大丈夫、乱暴はしないからさ…ね?」


―がつんっ―

!!(しまった…)』


双ブレインサーキットがぐるぐる回っている間にも、TFは少しずつ歩み寄ってきた。

それにあわせ、こちらも少しずつ後ずさりするが、しばらくして背中が壁にぶつかってしまった。


『…(くそっ…ダメだ!いくら養父様に連絡しても、すぐにこいつに見つかる!どうしたら…)』

知らないTF「だから…いい加減来いって言ってんだよっ!!


―みしぃっ―


『っ!…ぃやっ』


強く腕をひかれ、腕からの痛みに目を閉じたその時だ―
 
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