此処にはお前の名残が残りすぎているんだ

匂いも、声も、思い出も

全部全部、この部屋に残ってるよ



「だからお前は馬鹿なんだよ」

「おい、ヤミーだ。行くぞ映司。」

「あれだけ言っただろうが!この馬鹿!」

「今日の分の・・・アイス」














この部屋には・・・

























「・・・あれ」

何これ、何で俺こんな、泣いてんの

今まで全然泣いたことなんて無かったのに

大丈夫だった筈なのに 何で今更





なあアンク  

お前が居なくなってから、いつか・・・

いつかお前に会えるんじゃないかって

そう信じて旅してるけど

怖くなっちゃったよ俺

本当にアンクに会えるのか不安なんだ

お前が残していったものはさ

本当に、本当に楽しい思い出ばっかで

辛すぎるんだ





















『映司の・・・アホ』

















その声をまた聞けると信じて

あとどのぐらい・・・

いつかの明日 でお前と会えるまで

あとどのぐらい・・・
























「・・・アンクーーーーーッッ!!!」














俺の声は お前に届いてんのかな




返事しろよ・・・馬鹿

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