財前光
□裏の世界
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学校についた。
「さぁ.....入るで」
シルアは元の姿に戻り、ピアスに戻った。
そして学校の中には入り、時計を見た。
4時44分
扉を開けようとしたが、開かなかった。
「もうこれで出れないよ。」
「.....うん。」
「とにかく、人間を見つけなあかんわ。」
「今どこにいるかわかる?」
少し考えるような仕草をした名無しさんだったが、しばらくして頭を横に振った。
「いや....ちょっとしか分からへんわ。もう霊と会ったのかもしれへん。」
「え!?やばくない!?」
「少し急ぐで!」
走り出した。