財前光
□出会い
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先生が呼んだら来いとの事。
私は扉を見つめていた。
(ここはやけに多いな....)
そう、さっきから低級霊の霊が沢山いるのだ。
可笑しい....
こんなに居るのは、何処か繋がっているのか?
それならば、上級霊が気づく前に無くした方が楽かもな。
ハァ....来て早々これかいな...ホンマめんどいわ〜...
そう落ち込んでいると、先生が呼んだ。
だから、私は入った。
「しつれーいしまーすー。」
そして、先生の隣に行った。
先生が小さな声で名無しさんに自己紹介しなと、言ってきたので、名無しさんは
「名無し。」
苗字言っただけだった。
「も、もっと他にはないのか?名前まで言おう。せめて。」
先生は何故か必死だった。
「めんどいー。せんせーい、席どこですかー」
欠伸をしながら聞いた。
「あ、あぁ....;えっと、席は....幸村の隣だな。幸村!」
そう言うと、一人の女子....あ、男子だった。
男子が、手を挙げた。
「あそこな?よし!じゃあ、数学はじめるぞー。」
そのとたん、みんな嫌がっていた。
私はめんどくさいから、
席について机に伏せた。
しかし、隣からすごい視線が感じる。
だから、渋々と起き上がった。
そして、隣に視線を移すとバッチリと目が合った。
「.....何?」
「.....君、さっきの自己紹介の仕方は何だい?」
笑顔で聞いてきたが、目が笑っていなかった。
こういう人、好きじゃないんやけど。
「別にいいでしょ?あんたには関係ないんだよ。私は、よろしくっつって入りに来たんじゃないんだ。それに、私は君のこと知らない。いい加減こっちを見るな。それに、
.....仲良くするなんて....出来ないし....」
「.....」