財前光
□人体模型あーんどガイコッツd(・`∀・´)b←
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「....」
そんな沈黙の中、切原が
「あ、理科室見えてきたっすよ!」
と、急いでいこうとした。
今の学校は、何時もと違うため空気が悪く、気分も悪くなる。
だから、早く済ませたいと思ったのか、それとも、今の沈黙の中が嫌なのかどちらかわからないが、切原は急いでいこうとした。
「待て!」
しかし、それを止めたのは名無しさんだった。
「どうしたの?」
名前さんが不思議そうにしていた。
『....何かいるな....』
名無しさんが言う前に、シルアが真剣な顔をして前を睨んでいた。
「えっ!?」
丸井が叫んだ。
もう来たのかよぃとでも、思っているだろう。
「皆!私の後ろに!シルア!皆の後ろへ!」
『了解!』
一番前に行き、切原の首元を掴んで急いで私の背中に隠した。
シルアも真剣な顔をして殺気を出していた。
「さぁ!そこにいる者、姿を現しや!」
と、叫んだ。もちろん、殺気を出して。
すると、ゆっくりとした音が聞こえてきた。
カツ....コツ.....カツ.......コツ....
その音を聞いただけだが、名無しさんは冷や汗をかいていた。
余程の相手だろう。
切原にもその音が聞こえて、名無しさんの服を握った。
「今度は、結構強いや...しゃーない...火凛!」
と、右腕に付けていた赤い腕輪を左手首につけた。
そして力を込めて、名前を呼ぶと、
赤く光った。その光が大きくなり次の瞬間、綺麗な紅い毛並みの大きな鳥が現れた。
そして、大きな羽を広げ周りにあった赤い光をはじき飛ばし、綺麗な赤い瞳を開けた。
『我をお呼びか?主。』
朱雀こと火凛は名無しさんと喋った。