財前光
□テケテケ
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「それじゃあ、まずはテケテケに合わないようにしよう。
トコトコが居たら、トコトコ担いでテケテケ探さないといけないけど。
まずは、理科室まで急ぐよ。」
「「「「あぁ!/おぅ!/はいっす!/うん!/はい!」」」」
兎に角此処に居ては、始まらないため、扉を開けた。
皆にも緊張の色が見える。まぁ、今から死ぬかもしれないって、思うもんね.....
でも、誰も殺られたりさせへん。
それがこの能力を持った時誓った事や.....
あれから、皆で理科室に行ってる名無しさん達。
しかし一番前を歩いている名無しさんは冷や汗をかいていた。
(ヤバイな....;シルアの言った通り四神を連れてきて正解みたいや。)
相当強い奴がきたようだ。
テケ.....
......ケ.....
「ん?」
切原は突然後ろを振り向いた。
「どうしたんだい?赤也。」
その様子を見た幸村が聞いたら
「何か聞こえたっす....;」
切原が顔を青くさせて言った。
「私も聞こえたよ....」
シルアの上に乗っている名前さんも後ろを向きながら言った。
「ヤバイな....テケテケが来る。
トコトコは!?」
名無しさんはトコトコを早く探さないと、テケテケが来たらこっちが死ぬか、あっちがシルアに殺されるか、その問題に悩まされていた。
テケテケテケテケテケテケテケ...
だんだんと近づいてくるのが分かった。
皆にも聞こえたようで、顔を青くさせていた。
「皆!逃げ〔トコ...トコ....〕!!!皆!こっちだ!トコトコ!」
名無しさんが逃げろ!って言うときに密かに足音が聞こえた。
だから、皆について来るように言うと皆走り出した。
さすがは運動部...だが
「いやぁぁあ!!何あれぇぇええ!!」
名前さんが後ろを振り向いてしまった。(シルアに乗っているため見る事ができたのです。)
『あ〜うるさいやつだなー!名無しさん!アイツ食ってもいいか!!』
シルアはずっとテケテケがうるさくて苛立っていた。
そして、殺そうかと言った時、名無しさんの反応は
「ダメに決まってるやろ!?食ったら七不思議解決できやずに裏の住民になるやで!!?ぼけぇぇえええええ!!」
と、キャラ崩壊で止めた。
『ボケって言うなぁぁぁあ!!』
ついでに言うと、シルアもキャラ崩壊です。
「じゃあ、バカァァァああ!!!」
『そーゆー問題じゃねぇぇえええええ!!!』
「どっちもどっちだよぃ!!」
名無しさんとシルアのやりとりを見て、丸井は思わずつっこんだ。