財前光
□本当の友達
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次の日
『名無しさん〜!起きてー!!』
「ぐふっ!」←
まさかのお腹にダイブって....;
『遅刻するよー』
無邪気な顔して....コノヤロー★←
てか、マジで遅れる!
急いで起きて、学校に向かった。
下駄箱を覗くと紙があった。
何となく読んでみると、
《放課後に体育館裏に来なさい!!》
と、命令文だった。
「....なるほどね.....」
私は向こうでもイジメは受けていたが、光に簡単にバレてなくなった....。
でも、今回は守ってくれる人はいない....。
「....もぅ....見てるだけは嫌。」
そうつぶやいて、紙をぐしゃっと潰してゴミ箱に入れた。
教室に入って、自分の席についた。
あちこちから視線がくる。
(※美人だから見られてます!(一部、妬みもありますが。))
「おはよう。名無しさん。」
となりから話しかけられた。
だけど無視した。
すると反対からも話しかけられた。
「おはよう!今日こそ、名前教えてよ!」
昨日の女子だった。
「....」
ホンマにうるさい。
殴り飛ばしそうになりそうや。
「どうして、名前教えてくれないの?名無しさんと友達になりたいの。お願い!」
「....友達は必要ない。
....話しかけないで。」
私がそういうと、少し目を見開いた。
「....やだ。」
「は?」
「私は友達が欲しい(^ω^)貴方と親友になりたい!」
「.....」
もう嫌だ。でも、このままじゃしんどい....
もぅ、二人には怖い思いさせないと、私に近づいて死ぬかもしれない。
「名無しさん....よろしく。」
今日はちょうど満月。
裏の世界に巻き込まれる日。
私はもぅ....良いんだ....。
「確か、苗字さんだっけ?」
怖い思いしたら.....
「あはは!名前さんでいいよ!よろしくね!名無しさん!」
「うん。よろしく。」
ワタシから怖がって.....
「今日さ!友達になった記念パーティーしよーよ!」
「あ、いいよ。」
離れてくれる....