long sleep
□2章
3ページ/4ページ
ガラッ・・・
「ちゃんさっきは言い過ぎた、だから機嫌直せって・・・
居ないのか?・・・声が聞こえた気がしたんだが」
井吹の声がかすかに聞こえた気がした――
―――――・・・
―――・・・
―・・・
紫色の髪の少年に手を握られたと思ったら
ここはどこ・・・
いつの間にか教室ではないところに来てしまった
全体的に暗いけど、ライトがところどころあって顔は判断できる
体に悪そうなところ
そんな印象が強い
「すまない、関係ない君に危害を加えるつもりはなかった。」
少年が話しかけてきた
そういえば、名前聞いてなかったな・・・
「・・・あ、まず自己紹介。私名無 ちゃんって言うんだ」
「ちゃん?」
「そう、だから君じゃなく名前で呼んでよ。あなたの名前は?」
「私は・・・アルファ、」
「アルファって言うんだ、なんか変わった名前だね」
「そうか?・・・そういえば、ここは君たち・・・いや、ちゃんたちから見たら200年後の世界だから多少違和感はあるかもしれないな」
2 0 0 年 !?
え?え!? 2 0 0 年!?