お話

□モテ術
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TVを何気無く見てたら面白いネタを貰った
【モテ術】
こうゆうの俺大好き
想像しただけでワクワクしちゃうね
いつ実行出来るかなぁ



テレビの収録現場は人がいっぱい行き来している
そして岡田と一緒の仕事
先にテレビ局についたのは俺だ
朝の番組を終えてちょっとひと息
ソファに座ると早起きのせいで寝てしまった

「イノッチ」
肩を揺さぶられて名前を呼ばれたところで目が覚めた
「おはよう」
爽やかな笑顔が眩しい
『准ちゃんおはよう』
「准ちゃんはやめてよ」
『恥ずかしい?』
「まぁね」
鏡の前に荷物を置いてこちらを振り返る
『二人きりなのに』
俺の言葉に苦笑いをした
「もう‥」
『はい!進行表』
台本を受け取ると俺の座っているソファの肘掛に軽く腰掛けて台本を真剣に見ている
無意識なのか綺麗な指先が唇を触ってる
俺はその口唇にキスしたいけどね
いいこと思い出しちゃったww
そっと腕を伸ばしてセーターの裾を引っ張ると漫画のようにコロンと転がってきた
「ぬぁっ」
しかも間の抜けた声
計算通り俺の膝に頭が乗っかった
「何すんねん」
『可愛い顔見たかったの!』
「‥アホか‥」
伸びた髪を優しく撫でると目を細めて俺を見上げた
ゆっくり顔を近付けると意図を理解したのか瞼を閉じた
触れるだけのキスをする
『ごちそうさん。起こそうか?』
「イノッチの膝、気持ちええな」
耳まで真っ赤だよ

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