ハンター試験編

□3.ハンター試験スタート!
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『何にもしてないけど疲れた〜』

ヒソカから逃げて天井のパイプの上に来た
うん。ここなら見つかんないでしょ。

それより、あいつ……危険だ

ゾクゾクゾク

『うー。鳥肌がぁー』

この鳥肌はきっとヒソカに対する恐怖。だけど、このゾクゾク感はきっと、家族以外で強いやつに出会えた喜び

『あーあ。遠慮するんじゃなかったなぁー』

いやでも、あの時はマジで怖かった。

ジリリリリリリリリリ

突然目覚まし時計のような音が、トンネル内にひびいた

『うわっ!きゃっ!』

パイプの上にいた私は、今の音にびっくりして落ちた。だけど

シュタッ

『よしっ!着地せいこー』

空中で体制を整え、見事着地成功。自分で言うのも何だけど猫みたいだな

「⁈ びっくりしたぁー」

『あっ、ゴメンね?』

くるっと振り返り、後ろの子に謝った。てか、この子………

ちょー、かわいい!!!

「大丈夫だよ!それより、なんで上から落ちてきたの?」

『上のパイプのとこにいたんだけど、今の音にびっくりしてすべっちゃった』

「そーなんだ!あっ、俺はゴン。よろしくね!」

ニカッと音がつきそーなくらい笑うゴン

めっちゃ、かわいい!!

『私はルイ。よろしくゴン』

「おぉーいゴン!試験始まったぜー……っとおぉ?かわいーお嬢さんだこと。おい、俺にも紹介しろよ」

金髪の多分お兄さんとおじさんが来た
ゴンの仲間らしい
ちなみに今のセリフはおじさんの方

『あ。ルイっていいます』

「おう!俺はレオリオだ。呼び捨てでいーぜ!」

「クラピカと言う。私も呼び捨てていい」

『わぁい!ありがとう!よろしくね!』

そうして、私たちは走り出した。
1次試験はマラソン?らしい

『走るの嫌いなのになぁ〜。倒れちゃったらどーしよ』

「大丈夫だよ!」

『どーして?』

私のこと知らないくせに、大丈夫とか。まさかだけど正体知ってる?いや、ありえないや
だったらなおさら。どーしてそんなこと言えるの?

「もし、ルイが倒れても俺が運ぶから!」

キュン

『ゴン!』

え?なにそれ?結構感動した
たったこれだけのやりとりだけどゴンには合格してほしいな
いや、絶っ対合格させてあげる!
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