ハンター試験編
□2.試験会場にとーちゃく!
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チンっ
『あ、ついた』
すーと扉が開き、ちょっと警戒しながら中を確認する。そこは、薄暗い地下トンネルだった。そして、扉の向こう側にいた人達がこっちを見る。
あれ?少なっ
そこにいたのはざっと70人くらい
しかも、みーんな念を覚えてない
あ、ふつーか
「番号札をどうぞ」
『は?』
そこにはマメがいた。
いや、てか、いきなりすぎて、は?なんて言っちゃったけど、めっちゃ失礼じゃん!
『あっ。ごめんなさい。ありがとうございます』
ニコッと笑ってごまかし?番号札をもらった。
75番…か
「よっ。お前さん新人だろ?」
『はい?』
今度は番号札16番の小太りのおじさんが話しかけてきた
『まぁ、そうですけど』
「俺はトンパってんだ。よろしくな」
よろしくしたくなーい
『はい。なんで私が新人だって分かったんですか?』
「それはな、俺がハンター試験のベテランだからさ!なにしろ、36回もこのテストを受けてるんだぜ!」
『ださっ!……あ』
やっべ。つい口に出しちゃった
ほらみろ、トンパさんも顔がひきつってるよ。けど、36回とかどんだけ受からないの
「ま、まぁとりあえず。お近づきの印にどーだ?」
トンパさんはカバンをガサガサあさり、缶ジュースを1本くれた。
『わぁ!ありがとうごさいますっ!』
ちょーどのど渇いてたんですっ!とつけたし、一気飲みした。
ニヤッ
トンパさんは、怪しく笑った。
3.ハンター試験スタート!