ハンター試験編
□8.マジ?
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2人は飛行船内を一通り探検し終わったらしい
だから、廊下のベンチに座った
「うわ、すげーー」
「宝石みたいだね!」
『本物よりずっと綺麗だよ』
「?ルイは本物持ってるの?」
『私の家族が持ってるの』
まぁ盗んだものだけどね!
「そうなんだ!」
くっ!ゴンの笑顔が眩しいっ
「ルイの家族ってどんな人達?」
『んとねぇ、一言で言えばあったかい。まわりからは冷酷って言われてるけど、私はそんな風に思わない。まっ、そう思わないのは私だけだろうけど』
「へー。何してる人?」
『さぁ?いろいろやってるからわかんない』
ゴメンうそ、盗みです
ちょっと罪悪感あるなぁ
「そっかー。じゃあ、キルアのお父さんとお母さんは?」
「殺人鬼」
「両方とも?」
『名前は?』
「……あははっ!おもしろいな、お前ら」
『「?」』
「マジ面でそんなこと聞き返してきたのお前らが初めてだぜ」
「え、だって本当なんでしょ?」
あ、ゴンが言いたいこと言ってくれた
「なんでわかる?」
『「なんとなく」』
「おっかしーなぁ。どこまで本気かわからないとこがチャームポイントだったのに」
「ふーん」
『へー』
「俺んちさぁ、暗殺家業なんだよね。家族みーんな」
『!』
私と一緒じゃん
あ、今は違うけどね