ハンター試験編
□5.あーあ
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うわぁーー
にげろーーー！
ぎゃーー！
左右、霧の向こうから悲鳴が聞こえてきた
「なんであんな離れたところから悲鳴が⁈」
『騙されたんだよ……ゴン？』
ボーとしてて返事がない
隣にはいるんだけど
「ゴン、ゴン！」
「なにっ？」
キルアが呼んで返事をする
「人の心配してる場合じゃないぜ。また一段と霧が濃くなったんだ。集中しないとオレ達もヤバイ」
「うん…」
やっぱりレオリオとクラピカが気になるんだね
『2人が無事なのを祈ろ？』
「うん…」
うわぁーー！
「！ レオリオ⁈」
『待って、ゴン！！』
うそ、戻っていっちゃった
『どどどどーしよーキルア！ゴンが行っちゃったよ！』
「落ち着け。ゴンはしょうがない。オレ達だけでも行こう」
『でも…！』
「この霧だぜ⁈もう戻って来れねーよ」
『……うん…』
あーあ
せっかく仲良くなれそうだったのにな
『残念……』
「ん？なんか言ったか？」
『別に。さ、行こっ！』