ハンター試験編
□4.走るのは好きじゃない
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『うっわぁ〜』
見渡す限り、そこは湿原だった
「ここを走るのかな」
「多分な」
『うへー、くつが泥だらけになっちゃうよ』
ぞろぞろと他の受験生達が上がってくる
そして、
ウィィイン ガシャン
シャッターらしきものがしまり、残りの受験生はこちら側に来れなくなった。
……扉を壊せば別だけど
「ここはヌメーレ湿原。騙されると死にますよ」
「ウソだ!そいつはウソをついている!」
声のする方を見ると、ボロボロの男が立っていた
「俺が本当の試験官だ!」
『はぁ?』
ボロボロの男が人面猿という猿を出し、力説する
ご苦労様デス
不意にレオリオの方を見ると戸惑ってた。ダメじゃん……
てか、長い。話が長い!
1つあくびをした。その時
シュン シュン
『ひゃあ!』
トランプが8枚飛んできた
周りを見ると、サトツさんとあのボロボロの男の人のところにも飛んでいた。ただ違うのは私とサトツさんは手で止めて、男にはささって絶命。あと、私は8枚で2人は4枚……倍⁈
「ルイ⁈え?なんで⁈」
ゴンがトランプに気づいた
で、びっくりしてる
『ふふっ、ヒソカが投げてきたの』
びっくりしてるゴンがかわいくて面白くて、ついつい笑っちゃう
『まったく…危ないよぉねっ!』
8枚のトランプをヒソカに投げ返す。結構難しいもので、8枚中4枚しか当たらなかった
え?残りの4枚?
地面に落ちたが1枚で他の受験生に当たったが3枚ですが?
「くくくっ、うまいじゃないか♠」
『…どーも』
ていうか今思ったけど、わざとだよね?
なんで?
「自然の起きてとはいえ、えぐいもんだぜ」
『なにが?』
「あ?あれだよ」
どれだよ……え?
レオリオの見た先には、さっきの人面猿が鳥に食べられていた
『っ!』
「なっ⁈ルイ⁈」
『あ!ゴメン……』
つい隣にいたキルアの腕に抱きついてた
私だってたくさんの人を殺してきた
でも、私が殺す時はいつもキレイに殺す
だって、汚いの嫌じゃん
だから、あんなグロいもの見たことなかった
『見慣れないものだからつい……ゴメンね』
「そう…だよな。それより、サトツさん行ったぜ?俺たちも行こう」
『うん』
私が、『見慣れないものだから』って言ったとき、キルアがはっとした
なんて言うか……思い出した感じ?
なんでだろ?
あと、もう1つ
懐かしい匂いがした
だから、絶対どこかで合ってる気がする
キルアと…どこかで…