フォレストノベル

□死にたくなるような空
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「今日いい天気だね」
加藤が気持ち良さそうに背伸びをして寝転がる。
確かに雲一つない快晴だ。逆にこんなイヤミに天気いい日じゃ死にたくねぇな。
「あ、アレじゃん。もうすぐ球技大会だ」
「あ゛ー」
めんどくせ。ああいうモロ団体競技、一番嫌い。絶対仕切る体育会系出てくっしよ。ウゼ。
「鈴木何出んの」
「何でもいい」
「うわ、やる気ない」
やる気なんか出るか。
あー死にたい。
今すぐ事故んねえかな、俺。
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