Book 〜新一×蘭〜

□待ってる
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冬休みに入る前
終業式が終わったあと蘭はサッカー部の後輩に呼び出され、告白を受けていた


「好きです!俺と付き合ってください!」

「....ごめんなさい。気持ちは嬉しいけど私あなたのことをよく知らないから....」


「そうですよね...。いきなり言われても困るだけですよね」


「ごめんなさい....」

「いえ、俺こそ急に呼び出したりしてすみませんでした」

そういうと相手は運動場へと走って行った  
蘭はというと意外にあっさり引いてもらえたので内心ほっとしていた
告白してくる生徒の中には断られてもそれが蘭の照れ隠しだとめでたく考え、変態行為に移ろうとするバカな奴等が稀にいるのだ

―もちろん、蘭の空手で叩きのめされるのだが
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