*黒バス*
□エイプリルフールではなく
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「....赤司あのさ」
「どうかしたのか?」
それはいつも通りベッドで夜の営みをおえた後だった。
「ごめん...俺たちもう別れよう。もう耐えられないんだ」
「今なんて....」
別れる?意味が分からない。僕は何か光樹にしただろうか。
「別れよう...。やっぱり俺と赤司じゃ住む世界が違ったんだ。だから....俺のほうから身をひくよ」
***
「今なんて言いましたか?」
「....光樹に別れたいと言われた」
「赤司くん君は馬鹿ですか?昨日はエイプリルフールですよ。嘘に決まってるでしょう?」
その言葉を信じたかった。だけど光樹は嘘をつけるようなやつではない。
「違う...絶対に。光樹は嘘をつけるような人間じゃない。それにあんな泣きそうな顔をされた。エイプリルフールなんかではないはずだ」
「....僕からもきいてみます」
本人から直接理由をきくことは不可能だろう。ここは黒子にきいてもらうしかない。
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