*黒バス*

□約束
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「大きくなったら征くんのお嫁さんになるんだ!!」



あれは僕たちがまだ幼稚園生のころ。仲がよくていつも一緒にいた。征くんと過ごす日々は毎日が新鮮で幸せだった。

だけど僕の病気が悪化し、征くんと離れ離れになってしまった。それから一度も会うことなかった。

別れ際に征くんは約束してくれた。
__僕は何でも一番になって絶対に光樹を幸せにする。誰にも負けない__。

今思えば幼稚園生の言うセリフじゃないよな。だけどただ嬉しくて、男同士じゃ結婚なんかできないのに約束をした。また会えるって信じて。

だけど征くんとの再会はそんなあったかいものじゃなかった。

高校に入ってから僕は誠凛高校バスケ部に入部した。とくにバスケが好きだったとかじゃないけど手術したアメリカで何年か過ごしたからバスケはわりとしていた経験がある。

日本に戻ってきたのは中学2年生の時。久しぶりの日本で心配だったけど友達もいっぱいできたし、楽しく過ごしてきた。高校では新しいことに挑戦しようと思ってバスケ部に入ることにした。

そこにはとんでもなくすごい人たちばかりいた。特に同学年だけど火神と黒子は群を抜いてすごい。

ただ僕は自分だって負けてるとは思わなかった。...ただなぜか身体が思うように動かない。まるで誰かに身体をおさえつけられてるかのように。

だからずっとベンチでみんなの応援をしていた。

そして何よりも黒子もそう呼ばれていたらしい"キセキの世代"

練習試合やインターハイでの試合などをとおし彼らと対戦した。そこで黒子が彼らについて話をした。

黄瀬涼太
緑間真太郎
青峰大輝
紫原敦

そして...

赤司征十郎




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