*ブラコン*
□君にむける愛
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彼女への想いをやっとふっきれることができた。これからは誰かにすがって生きるなんてしない。それは彼女にも言った言葉。
それでいい、そう言い聞かせてるけど心のどこかでひっかかる。この痛みは何?冬花でもない彼女でもない。
でも、もう大丈夫。今だってこうやって一人で生きている。この生き方が自分にあっているはず。
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「...頭がいたいな」
最近仕事を詰めすぎた。最初はモデルやCMや雑誌の取材が中心だったが最近はバラエティーやドラマのオファーもふえ毎日寝る暇さえもなかった。
精神的にも肉体的にもきつい。だけど自分が選んだ道だから弱音ははいてなどいられない。
マネージャーにマンションの近くまで送ってもらい、車からおりた。でもなんだか視界が歪んでみえた。やっぱり少し熱があるかもしれない。
明日の仕事まで寝てようとおもい歩き出したが一気にそこで意識を失った。
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