syuen no shiori short
□勉強だよ、
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俺達は、来週に進級にも影響するであろうテストを控えている。
が、俺の幼馴染兼恋人は今頃やっと勉強をしはじめた。
なんでも、次のテストがすべて赤点を回避出来ないと、本当に留年するかもしれないらしいのだ。
もちろん俺はそんなことはないが。
切羽詰ったA弥はとうとう俺に泣きついてきた。
「C太・・・・・勉強、教えて、ください・・・・」
心底嫌そうな顔をしてたものでつい、虐めたくなって
「俺この間、そろそろやばいと思うから勉強教えようかって聞いたよね?そしたらA弥なんて言った?」
真顔で余計なお世話と言った。
別にこのことを根に持っていたわけではないが、、、
「・・・・スイマセン。」
「それから?」
「・・・・お願い、します。」
それだけ言わせ、満足した俺は早速今日、家で勉強をすると告げ、自分の勉強へと戻った。