霧雨
□舞踏愛好
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「なあ、アニ。そろそろ終わりにしないか?」
エレンは最初はこいつ上手だな、とか考えながら踊っていた。
しかし、かれこれ5時間は踊っている。
さすがに疲れてしまい、もう立っているのも限界だった。
「…もう無理。俺は疲れたから帰る。」
「駄目。私とずっと一緒に踊って。足から血が出ても皮が破れても肉が裂けても。私と踊って。」様子が明らかにおかしかった。
逃げたいのに逃げれない。足が動かない。
「さあ、ずっと一緒に踊ろう。」
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