霧雨
□童話『ヘンゼルとグレーテル』パロ「エレンとリヴァイ」
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夜伽噺童話集より第一部『名も亡き兄弟物語』作者「名も亡き童話作りの兄弟」
あるところに貧しい木こりの家族が住んでいました。
木こりは毎日森へ入って木を切って町へ売りましたがなかなか売れません。
毎日食べるのがやっとで生活はとても苦しいでした。
しかも双子の兄弟はまだ幼く働かせることが出来ません。
そんな生活がお母さんは不満でした。
お母さんは双子の兄弟に八つ当たりばかりしました。
「さっさと起きな、このガキども!手伝いをしろ!」
それでもやはりまだ幼い子供達には満足な仕事が出来ません。
お母さんはますますストレスがたまっていきました。
お母さんは少しでも家計の足しになるように木こりのお父さんと一緒に森へ出かけます。
双子の兄弟は両親が森へ出かけると夕暮れまで留守番です。
双子はこの時間が大好きでした。